今日の箇所は、イエス様がマタイを召命された後のお話です。
マタイは、召命を受けた事を祝うために、イエス様を招いて宴会を開きました。
彼は取税人でしたから、招待された客は、同業者や遊女ばかりでした。
その中にイエス様も混じっていたので、それを見たパリサイ人が弟子たちにつぶやいたのです。
イエス様はそれを見抜き、今日のみ言葉をパリサイ人に仰ったのです。
取税人や遊女たちは、紛れもなく「病人」で、イエス様による罪のきよめが必要でした。
彼らもそれを知っていて、イエス様の下に来たのです。
ですが、パリサイ人は自らを健康だと思い込み、病人である取税人や遊女を見下していたのです。
神様の目から見れば、健康だと思い込んでいるパリサイ人の方が、重病だったのです。
一般的な病気でも、病識が無い病気ほど恐ろしいものはありません。病識が無ければ、医者に行く事さえしないからです。
病気はその間にも進行し、どんどん状況が悪化するのです。
私たちは幸いにも、自分の病気に気がつく事が出来ました。しかし、周りの人はどうでしょうか。
今日も、健康だと思い込んだまま、滅びに向かう人が沢山おられます。
私たちは彼らに、どのようにしたら福音を伝える事ができるでしょうか。考えてみたいですね。
どうか、主が力を与えてくださり、一人でも多くの方に福音を伝える事ができますように。