今日の箇所は、中風の人の癒しです。
中風とは、脳卒中などの後遺症による、手足の麻痺などの事です。この人、自分で歩く事が出来なかったようです。
そんな彼をイエス様のもとに連れて行ったのは、四人の友人たちでした。
この友人たちは、彼を哀れに思い、機会があればなんとか癒してほしいと願っていたのでしょう。そんな時にイエス様の噂を聞き、イエス様がおられる家まで、彼を担いで行ったのです。
ところが、家に行ってみたものの、群衆がいっぱいで入る事が出来ませんでした。それでも友人たちは諦めずに、屋根を剥がして天井に穴を開けてまで、中風の人をイエス様のもとに運んだのです。
そのような、不完全で非常識かもしれない、もしかしたら信仰とも呼べないような彼らの行動を見て、イエス様は冒頭の言葉を語ったのです。
なんと愛に満ちた言葉でしょうか。
私達が教会に来て、救われるまでにも、この友人たちのような存在があったと思います。
罪の影響で麻痺し、動けなかった私達を、イエス様のところへ連れてきてくださった方々の事を思い出し、感謝しましょう。
また、私達もこの友人たちのように、人々をイエス様のもとにお連れする人になれるよう祈り、できる事から取り組んでみましょう。