Joy to the world

とある中小企業のしがない技術者でクリスチャンな人が書く日記。実はメビウス症候群当事者だったり、統合失調症のパートナーがいたりする。

片手のなえた人の癒し

そしてイエスはその人に、「手を伸ばしなさい」と言われた。そこで手を伸ばすと、ほかの手のように良くなった。 (‭マタイによる福音書‬ ‭12‬:‭13‬ JA1955)

今日は、片手のなえた人の話です。

今日の箇所は、パリサイ人がイエス様を訴える口実を得ようとして、片手の萎えた人をイエス様の前に置いた所から始まります。

ユダヤ教の言い伝えである口伝律法では、安息日には死にかけた人を癒すのは良くても、彼のように緊急を要しない人を癒すのは律法違反でした。

パリサイ人たちはそれを口実に訴えるために、手の萎えた人を連れてきたのです。

パリサイ人に愛はありませんでした。それどころか、イエス様に対する憎しみに心が支配されていたのです。

そんな中でも、イエス様は羊が穴に落ちた時の事を例に出して、羊が良いなら人間を助ける事は良い事だと宣言されました。そして、冒頭で取り上げたみ言葉のように癒されたのです。

これを見たパリサイ人は、イエス様を殺す方法を相談し始めました。この事件を境に、イエス様の十字架が現実的な物になってきたのです。

イエス様は、全てご存知の上で彼を癒されました。主は最初から十字架に至るまで、犠牲の愛を貫かれたのです。

この愛は、私たちにも注がれています。今週一週間も、この愛に応答し、またこの愛を人々に実践していく生活ができますように。