Joy to the world

とある中小企業のしがない技術者でクリスチャンな人が書く日記。実はメビウス症候群当事者だったり、統合失調症のパートナーがいたりする。

機動戦艦ナデシコを見た

ゆぅげっとばーにんっ!

とっても今更だけど、機動戦艦ナデシコを見た。

その筋の人には名作中の名作であるが、どうもスレイヤーズとかエヴァとかの影に隠れて、いまいち目立たない気がする。

僕自身も、今まで面白いと聞いては来たけれども、結局見ないままだった。

どうせルリルリかわいいのアニメだろうとさえ思っていたからだ。

 

しかし、蓋を開けてみると、実に奥が深い。相転移エンジンや重力波等、SFの基本とも言えるメカ設定はしっかりしているし、世界観もしっかりしている。

それでいて、世界観の根底に恋愛と大昔のロボットアニメ(ゲキガンガー)があったりと、ちょっと砕けた部分もあって、固くなりすぎていない。

 

キャラ設定も、非常にしっかりしている。主人公は暗い過去を持っているが、それを重すぎると感じないくらいの明るさがある。

ヒロインはとぼけたようなキャラだが、やるときはやる秀才である。

ロボットアニメにお約束な熱血キャラもちゃんといるし(あっけなく死んでしまうわけだが)、女たらしのようなキャラもいる。

 

とにかく見ていて飽きない。僕は、一気に最終話まで見るというアニメの見方が好きなんだけれども、それをしても、最後まで飽きなかった。

飽きなかったどころか、物足りなさを感じたくらいだ。

 

ナデシコの終わり方には賛否両論あるみたいだけど、僕個人としては、含みをもたせたまま終わるのもいいのではと思っている。

 

ただ、本当に好きな作品は、最後まで書き切ってほしいと思うかもしれない。僕はフルメタルパニックが好きだけど、あれは最後までやって欲しかったし(実際やってくれた)、続編も読みたい(これはアナザーでやってくれてるかもしれない。まだ読んでないけど)。

 

とにかく、良い作品だった。90年代のアニメは、良作が多い。