よく、口だけ達者だなという批判がある。
この批判は結構耳が痛く、自分も口だけになってる例がたくさんあると思う。
自分の中には、常に威勢の良いこという自分と、サボりたい自分が共存している。これはまあ、別にみんなそうだと思うし、悪いことじゃないと思う。人の前ではともかく、神の前ではみんなそうだよ。
とはいえ、それを全肯定してルサンチマン的な思想に陥るのは正直良くないと思ってて、あくまで人はこの自己矛盾に抗うべきだと思っている。今のままの、そのままの、ありのままの自分でいいんだよってのも結構なことで必要なことであるのだけれど、その安寧を貪るような腑抜けた人間になってもいけない。
人間というのは常に自己矛盾を孕んでいるのだが、これに目を背けてはいけない。