Joy to the world

とある中小企業のしがない技術者でクリスチャンな人が書く日記。実はメビウス症候群当事者だったり、統合失調症のパートナーがいたりする。

このままでいいのか?という自分に対する問い

今の自分には、昔持っていなかったものがたくさんあります。

しかしながら、神様から頂いた色々なものがあるにも関わらず、メンタリティは昔と変わらず、まるで何も持っていないかのように振る舞ってしまうことがあります。

そんな時、以下の聖書の一節を思い出すのです。

持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる。
(マタイによる福音書 13:12 口語訳)

「持っている人」と「持っていない人」

この箇所は、直接的には、イエスがパリサイ人や律法学者にたとえを用いて話す理由について
弟子たちが質問したことへの答えとして述べられています。

ここでの「持っていない人」とは、パリサイ人や律法学者、すなわちイエスをキリストと信じない人々を指しています。

彼らは、元々持っていた祝福の約束も失ってしまうという警告です。
(※注:「イスラエル」の意味については、パウロ書簡でしばしば議論されています。ここでは「イスラエルが教会に取って代わった」といった意味で述べているわけではありません。)

「持っている」ということの意味

「持っている」という事実は、単に物理的に何かを所有しているということだけでなく
それを認識し、いつでも使える状態にしておくことが重要です。

倉庫の奥底にしまっていて、取り出すのに一日かかるようなものは、実質的には「持っている」とは言えません。

タラントのたとえ話に学ぶ

この話に似た例え話が、マタイによる福音書 25章14節~30節にもあります。以下はその要約です。

主人が旅に出る前、僕たち(召使)にそれぞれの能力に応じて財産を預けました。

  • 5タラント預かった者は商売をしてさらに5タラントを稼ぎました。
  • 2タラント預かった者も同様に、さらに2タラントを稼ぎました。
  • 1タラント預かった者はそれを隠し、何も増やしませんでした。

主人が帰還し清算を行うと、5タラントと2タラントを増やした僕たちは「忠実な良い僕だ」と褒められ、多くを任されました。
一方、1タラントを隠した僕は「怠け者」と叱られ、持っていたタラントも取り上げられてしまいました。

この話の最後にもこうあります。

'だれでも持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる。 '

マタイによる福音書 25:29
https://www.bible.com/ja/bible/1819/MAT.25.29

今の時代における「持っている人」とは

「持っている人は更に与えられて豊かになる」という原則は、イエスの昇天後から終末までの今の時代においても適用されます。
エスをキリストと信じることで「持っている人」となり、その祝福は取り去られることがありません。

しかし、神様の前に立つとき、自分が「持っている」と思っていたものが、実際の人生の中では「持っていないかのように」振る舞っていたことに気づくのは、喜ばしいことではありません。

自問自答を続けることの大切さ

「このままでいいのか?」という自問自答を日々続けることで、自分が神様から頂いたものを再確認し、それをどう活用していくべきか考える機会になります。

与えられたものをしまっておいたり、人や神様の役に立てず自己満足に用いるというのは、少なくとも私にとってはもったいない使い方だと思っています。このことについて、常に「このままでいいのか」ということを自問自答しつつ、歩みたいものです。