その昔、自分の母校である舞鶴高専の先輩が、スーパーファミコンの光線銃を改造してサバゲーをするという個人Webサイトの記事があった。確か、光線銃から出る赤外線を受光するシステムを構築して、サバゲーをやったという記事の内容だった気がする。
その内容が高専生らしくて割と好きだったのだが、昨今の無料Webサイト作成サービスの終了によって、ついに探し出すことができなくなってしまった。
たまに思い出して探してみるのだが、やっぱりそれらしい記事が見つからなくて、結局諦めてしまう。流石にもう、ネットの海の藻屑となってしまったのかもしれない。
僕らみたいな素人が書き連ねる文章というのは、自分が生きている間でさえ忘れ去られてしまう運命にある。とはいっても、今回の光線銃の記録みたいに誰かの記憶に残って、時々懐かしんでもらえるかもしれない。
自分が思っていることや考えていることというのは、基本的に表に出さなければ誰も分からないし、誰にも伝わらない。一回表明したくらいでは誰にも伝わらないかもしれないけど、伝え続けていれば、あるいは誰かには伝わるかもしれない。
伝わったとしても、それを受け入れるかどうかという問題がある。人の考えを変えるというのは至難の業であり、それに労力を費やすほど人生は長くない。
こうやってネットにツラツラと自分の思いを書く人間の端くれとしては、光線銃改造日記みたいに、たとえこのWebサイトが消えても誰かの思い出に残ることを少しでも書きたいなとは思う・・・。