はじめに
今回は、FRONTIERのBTOパソコン(スモールタワータイプ)において、Windowsの起動トラブルとSSDの不具合に直面した体験をまとめました。最初は、EFIパーティションに起動ファイルが存在するにも関わらず、UEFIブートオプションにSSDが表示されないという問題に悩まされ、BCDの再構築やBIOS設定、Secure Bootの調整などを試行錯誤しました。しかし原因が特定できず、最終的にはSSDを交換してクリーンセットアップするという判断に至りました。
修理作業の経緯と試行錯誤
EFIパーティションとBCD再構築の試み
まず、回復コンソールでbcdbootやbootrecコマンドを実行し、EFIパーティション上に「bootmgr」が存在しているかを確認。BCDの再構築も試みたものの、UEFI画面ではSSDのブートエントリが正しく認識されませんでした。BIOS設定の見直し
Secure BootやCSM(互換性サポートモジュール)の設定、ブート優先順位、さらにSATAポートの接続状態など、複数の角度から設定を確認。にも関わらず、手動でブートエントリを追加する項目が見当たらず、解決には至りませんでした。最終決断:SSDの交換
さまざまな対策を講じたにもかかわらず根本原因が特定できなかったため、システムの安定性と修復作業の効率を考え、新しいSSDに交換して再セットアップするという決断に至りました。
修理作業中の苦労
このパソコンはFRONTIERのBTO製品で、修理作業を始める前にまず本体を開けるのにかなり苦労しました。いわゆるDELLのSFF(スモールフォームファクター)と同様に、スモールタワータイプは内部のパーツ配置がコンパクトなため、ケースを開けるのも手間がかかり、作業自体が非常に困難でした。内部のパーツにアクセスするために、ケーブルの取り回しや固定方法に細心の注意を払う必要があり、修理経験は多いが、きれいに修理するのはあまり得意ではない自分にはなかなか難儀なものでした。
今後の教訓とアドバイス
トラブルシューティングの根気
システムトラブルは、一見ソフトウェア側の問題に見えても、ハードウェア自体に起因する場合もあります。今回は、SSDの交換という決断が結果的に安定動作への近道となりました。内部作業の難易度
スモールタワータイプのBTOパソコンは、内部が非常にコンパクトなため、修理やメンテナンス作業が容易ではありません。開ける前に、作業手順や必要な工具、注意事項をしっかり確認し、場合によってはプロに依頼するのも一つの選択です。バックアップの重要性
システムトラブルに直面したとき、データのバックアップは何よりも大切です。今回の作業前にも、必ず必要なデータを外部に保存しておくことを強くおすすめします。
まとめ
原因がはっきりしない状態でのトラブルシューティングは、手間も時間もかかるものです。今回は再セットアップという結果になり微妙な感じですが、これからも業務や趣味でジャンクパソコンをいじっていこうと思います。