Joy to the world

とある中小企業のしがない技術者でクリスチャンな人が書く日記。実はメビウス症候群当事者だったり、統合失調症のパートナーがいたりする。

組み合わせるのは人間、パーツはAI

最近結構AIの利用方法について考える機会があるが、AIと人間のバランスについてよく考える事がある。

やはりAIは便利なので、何でもかんでもAI!となってしまう気持ちもあるが、全部AIに書かせると、なんというか面白くない。人間味がない(当たり前だが)。

とはいえ、やはりAIというのは強力であるので、使わないという選択肢も取るべきではない。色々と自分の中で考えた結果、自分の中で以下のようなワークフローを思いついた。

AI共創ワークフロー

  1. まず人間が書く
  2. 書くのが面倒な所とか、アイデアが思いつかずに膨らますことができない部分は、部分的にAIの力を借りる
  3. 書き上がったものを一通り人間がまとめる
  4. 再度AIに入力して、不足部分があればアドバイスを受けたり、直してもらったりする
  5. 最後に人間がもう一度確認して、OKなら完了

このワークフローの利点

あくまで人間主導のワークフロー

このワークフローでは、AIの力を取り入れてはいるものの、あくまで人間主導のワークフローとなっている。自分の考えやアイデアを活かしつつも、それをブラッシュアップしたり、わかりにくい部分を補うためにAIを用いる。

AIに極力具体的な情報を入れない

AIに頼り切ってると、ついつい何でもかんでも具体的な情報を放り投げたくなる。ただこれには問題があって、ローカルLLMでも無い限り、具体的な情報をAIのインターフェイスに投げてしまうという問題がある。 OpenAIをはじめ、AI各社はデータを学習されないようにオプトアウトするような設定があるが、それでもやはり、Webインターフェイスのプロンプトにはなるべく具体的な情報というのは入れないに越したことはない。 APIを使うという点もあるが、基本的にAPIは従量課金制なので、気軽にポンポン使えるということではない。この辺がAIの活用をちょっと難しくしている要因の一つかもしれない。

自分で考える力を養う

AIに頼り切っていると、確かに自分で考える力というのは衰えがちである。わたしたちが、ペンからキーボードに持ち替えたときに漢字が書けなくなったように、思考をAIに任せると、そのうち考える力が衰えてしまうかもしれない。 まあ、これについては漢字を書く力がキーボードを速く打つ力に変わったように、単純に力を発揮する場所というか、脳みそを使う箇所が変わっただけかもしれないが。

美味しいところは人間がやる

一般的に、文章やプログラミングというのは、美味しいところと退屈なところの二通りがある。人によって美味しいところと退屈なところに違いはあると思うが、これをすべてAIに乗っ取られるのはあまりおもしろくない。あくまで人間がAIを使うのであって、AIに使われてはならない。

まとめ

今回は、AIとの関わり方について考えた。個人的にAIは好きだしヘビーユーザーではあるが、最近何でもかんでもAIに頼りすぎている気がしてきていたので、いい機会なので自分の考えをまとめてみた。今後も、AIとうまいこと関わっていって、AIマスターを目指していきたいとは思う。