Joy to the world

とある中小企業のしがない技術者でクリスチャンな人が書く日記。実はメビウス症候群当事者だったり、統合失調症のパートナーがいたりする。

P.A.WORKS新作「日々は過ぎれど飯うまし」 - 青山吉能さん目当てで見てみたら

アニメ「日々は過ぎれど飯うまし」とは

日々は過ぎれど飯うましというアニメがある。P.A.WORKSのオリジナルアニメで、あののんのんびよりのスタッフが関わっているらしい。

P.A.WORKSは結構オリジナルアニメに力を入れているイメージが有り、今作もかなり気合が入っている感じがする。個人的に、PAは昔から好きなアニメ会社の一つで、Angel Beats!なんかは昔、このブログでも感想記事を書いた気がする。

なぜこのアニメを見始めたのか

今回の「日々は過ぎれど飯うまし」というアニメだけど、見る前は正直あんまり期待していなかった。これは別に面白くなさそうというわけではなく、自分が日常系アニメをあまり見ないということに起因する。それではなぜこのアニメを見ることにしたのかというと、青山吉能さんが出演しているからだ。

青山吉能さんへの思い入れ

自分は青山吉能さんのファンと言うほど全部の作品をフォローしている訳では無いが、ぼっち・ざ・ろっく!を期によっぴーさんに注目するようになった。この人は結構苦労人で、Wake Up,Girls!の活動が終わったあとしばらく体調を崩して休養するなど、なかなかうまくいかない人だった。Wake Up,Girls!のアニメでも、新人声優なので当たり前なのだが、七人のアイドル~Beyond the Bottomくらいまでは正直あまり目立っているとは言えず、知る人ぞ知るみたいな存在だったと思う。

ところが新章あたりから演技力がかなり向上してきて、それが近年アイドル声優ブームが一段落して実力が評価される時代になったのと重なって、今のブームがあるのではと考えている。

なぜここまで青山吉能にこだわるのかというと、彼女の芸歴がちょうど自分の社会人歴と同じくらいで、かつ青山さんも最初から自分のやりたいことをできた訳ではなかったという点が自分と共通していると感じるからだ。 青山さんも、WUGには声優をやるために入ったが、待っていたのはブログの更新やら歌やらダンスやらで、最初は自分の思ってたことと違うなと思ったとのこと。この話が、自分の最初の数年間くらいの、やりたいことと違うなと思いながら仕事をしていた時のことと重なって、非常に親近感を感じる。

青山さんは、自分のやりたいことと違うなと思いながらも眼の前のことを頑張っていたら、WUGも人気になったし、その経験は後のソロ活動でも役に立っている。もちろん、人や状況によっては眼の前のことを頑張っていても事態が好転しなかったり、必ずしも最初に自分がやりたかったことに繋がる訳では無いが、だからといって諦めたら今の青山さんはなかったし、今の自分も無かった。

だから、自分はよっぴーさんの活躍を見るたびに、非常に励まされるし、勇気がもらえる。

「日々は過ぎれど飯うまし」の感想

さて何の話だったか。日々は過ぎれど飯うましというアニメの話だったな。このアニメも、正直内容が気になったと言うよりは、青山吉能さんが出ているから見てみたという面が強い。

ただ見てみると、タダの日常系ゆるふわ女子大生アニメと言う訳ではなく、PAならではのテーマを持った日常系アニメになっている。日常系アニメといえば、ごちうさのようにただひたすらゆるふわな内容が好まれる傾向にあるが、こういった日常の中になにかのテーマを持たせるようなアニメもたまにあるから油断できない。

青山吉能さんは、小川しのんというキャラクターの役で出ているのだが、このキャラクターが超ハイテンションで、ぼっちちゃんとは全く異なる性格のキャラクターだ。青山吉能さんというとどうしてもぼっちちゃんが代表作に思われがちだが、ぼっちちゃん以前はもちろん、ぼっちちゃん以降は結構いろいろな性格のキャラクターを演じており、いわゆる陰キャでも陽キャでも演じることができる実力派声優としての地位を確立しつつある。

まとめ

さて、最後まで日々は過ぎれど飯うましの話をほとんどしてこなかったが、このアニメ自体にも、食事を通して女子大生が交友を深めていくというきちんとした目的があり、日常系でありながらもある程度ストーリーがしっかりしている印象がある。個人的に、日常系アニメはあまり好んでは見ない方だが、このアニメは見てみてもいいかなと思える一作品だと思う。