Joy to the world

とある中小企業のしがない技術者でクリスチャンな人が書く日記。実はメビウス症候群当事者だったり、統合失調症のパートナーがいたりする。

仕事に対する思い

ご無沙汰しております。

新年度になって、気分も新たに仕事に励んでいます。

今日は、少し自分の仕事について書いてみようかと。

 

まずはじめに、私の仕事内容を。

私は、とある企業で、ICT (In Circuit Tester)の保守管理、および検査工程の円滑な運営のための管理維持を行っています。

この仕事の大まかな内容は、以下の通りです。

  1. テスターの保守管理(ラインストップの防止・品質の維持)
  2. 検査プログラムの管理(プログラムのデバッグ・改善等)
  3. 検査工程の管理(生産能力を考慮した、作業手順の決定等)
  4. 検査業務(実際にテスターを使った検査)
  5. 事務作業(業者・お客様とのやりとり等)

私は、いわゆる「最先端のIT企業のエンジニア」ではありません。ほとんどの人が聞いたこともないような地方にある中小企業で、言ってしまえば泥臭い仕事をしています。

テスターのメンテナンスはもちろん、ポンプのオイル交換だってするし、荷物の荷造りだってする。コピーももちろん自分でするし、掃除も自分でする。

ライン作業も手伝うし、非エンジニアの社員と何ら変わりない業務内容を行うときもある。

「エンジニア」といえるような仕事は一部で、それ以外のほとんどが、何でも屋のような業務内容です。エンジニアとしてのスキルを上げることだけに注目すれば、これほど不利な環境はありません。

勉強している暇なんて無いに等しいし、周りに相談できるエンジニアも居ません。

 

それでも、私は今の仕事が好きで、誇りを持っています。

なぜなら、今の職場では「問題解決能力」を求められ、それを鍛える環境がそろっているからです。

 

製造ラインにおいて、問題解決能力は必須と言えます。問題が全くない製造ラインなど存在せず、現場は常に何らかの問題を抱えています。

もしその問題が解決できれば、生産効率が上がり、会社の売り上げ向上や人件費の削減、納期厳守へとつながります。

 

製造ラインにおける問題は複雑で、解決するには優れた観察力が必要です。ラインの問題は、ハード(人・機械・職場環境)とソフト(検査プログラム・工程内ルール・作業員の知識・スキル)の両方が関係するからです。

つまり、工程改善には、幅広い知識と経験を有する、問題解決能力に優れた人材が必要なのです。

 

以前から、私の理想とするエンジニア像は、このようなものでした。

中途半端に技術があっても、マネジメントができなければ、ただのオタクです。

 

会社がそこまで求めているかは、正直わかりません。しかし、私はこのような人材になりたいと思っています。

 

まだまだ若造ですが、これから少しずつ経験を重ねて、このような理想に近づければと思っています。

神様の導きがあることを信じつつ、日々を歩んでいこうと思っています。