IEEE 754の仕様
ここでは、単精度浮動小数点 (32bit) を考える。
IEEE 754の構造は、以下の通り。
ごらんの通り、先頭に符号ビットがあり、その後に指数部、最後に仮数部がある。
それぞれの意味は、以下の通り。
符号ビット
0が+, 1が-である。
実際に変換してみる
つべこべ言わずに、とりあえず変換してみる。
例 10.5をIEEE 754形式に変換する
符号ビット
符号は+なので、符号ビットは0
2進数に変換
まずは、与えられた数字を2進数に変換する。整数部は10なので
10/2=5・・・0
5/2=2・・・1
2/2=1・・・0
つまり、となる。
次に、小数点以下は
0.5*2=1.0
従って、はとなる。
*1:ちなみに、指数部がマイナスの場合は2の補数で表す)