彼はわたしに言われた。「人の子よ、あなたに与えられたものを食べなさい。この巻物を食べ、行ってイスラエルの家に語りなさい」。 (エゼキエル書 3:1 JA1955)
2章の最後で、神様は、エゼキエルの前に一つの巻物を差し出しました。
この巻物は、「その書かれていることは悲しみと、嘆きと、災の言葉であった。 」(エゼキエル書 2:10 JA1955) とあるようにイスラエルに対する裁きが書いてあったようです。
差し出した後に、主はこれを食べよと命じられました。
巻物を食べるという行為は、黙示録10章にも出てきます。この「巻物を食べる」というのは文字通り食べたと考えて良いと思います。
この行為は、み言葉をしっかりと自分の物にするという事を表していると考えられます。
ここで興味深いのは、エゼキエルの食べた巻物は「口に甘いこと蜜のようであった」のですが、ヨハネが食べた巻物は「蜜のように甘かったが、それを食べたら、腹が苦くなった。 」事です。
み言葉には、口に甘い物もあれば、心を突き通すようなみ言葉もあります。
しかしそれら一つ一つを、選り好みせず全て食べる時、初めて主の御心が分かるのではないでしょうか。
これからも、共に毎朝み言葉を食し、祈りの呼吸をして生活しましょう。