わたしたちの主イエス・キリストによって、神は感謝すべきかな。このようにして、わたし自身は、心では神の律法に仕えているが、肉では罪の律法に仕えているのである。 (ローマ人への手紙 7:25 JA1955)
一昨日の解説で、私たちは罪に対しては死に、今は聖霊の内住によって生かされていることを学びました。
また、昨日の解説では、私たちはまだ罪の性質と葛藤していることも学びました。
今日の箇所は、これまで2回に分けたメッセージのまとめです。
ロマ書7章は、パウロの実体験だと思います。パウロは救われたあと、頑張りによってクリスチャン生活を歩もうとしたのです。
パウロほどの熱心さなら、成功したように思うかもしれません。しかしパウロは、頑張れば頑張るほど自分の無力さを知ったと述べています。
今日のみ言葉は、パウロが絶望のどん底に居た時に見出した真理です。
つまり、私達の心は聖書のみ言葉を喜び、実践しようと思うのですが、身体はこれを拒むのです。
これは、至って正常な状態です。むしろ、葛藤がない方がおかしいのです。
この葛藤は、長い時間をかけて、聖霊様の助けによって解消されていくのです。これが、クリスチャンの「聖化」なのです。
私たちができることは、神様に人生の主権を委ねることだけです。
今日から、主にすべてを明け渡す人生を歩ませて頂きましょう。