今日は、ローマ人への手紙から少し離れて、未だに罪が世の中にある理由を学びたいと思います。
さて、イエス様は、十字架上で「完了した」と宣言された事を覚えておられるでしょうか。
この完了したという言葉は、救いが完了した事を示しています。イエス様の十字架と復活によって罪の贖いが完了したと言うのは、まぎれもない事実です。
とは言うものの、私達の中には依然として罪の性質があり、それに支配されてはいませんが、常に闘いがあります。
また、罪によって人類に起こった「死」という悲劇も、病による苦しみも無くなっていません。
これは不遜な言い方ですが、神様は救いの計画を停滞させているように思える時さえあります。
実際に、クリスチャンではない人が、「神がいるならなぜこのような不幸があるのか」と憤る事がよくあります。
今日のみ言葉は、そのような疑問に対する、一つの答えではないかと思います。
「神がいるなら...」と怒っている人のためにも、神は忍耐しておられるのです。ここに、神の愛があります。
今日も、この神の愛に感謝し、主を見上げて歩みましょう。