彼女が障がい者手帳の申請をするために、診断書を出してもらった。その診断書には、統合失調感情障害と書かれていたらしい。
統合失調感情障害というのは、簡単に言い表すと、統合失調症と気分障害が混ざったような病気だ。
彼女はどうも、鬱が混じっているように思う。
もっとも、診断名と言うのは変わったりするので、とりあえずの物と考えた方が良いのだが。
僕は、初めの頃は、彼女は純粋な統合失調症だと思ってた。だから、そんなに妄想とか幻覚とかも目立っては訴えてこないので、もうだいぶ良くなってるのかなと思っていた。
けれども、病名が「統合失調感情障害」となると、この認識は間違っていると言うことになる。確かに、統合失調症の症状は目立たないけど、鬱っぽい症状は結構目立つ。
病名が出る前、これは一過性の統合失調症後抑うつとか、陰性症状が優位なだけかと楽観視していた。でも、どうやらこの状態は当分続くようだ。
僕は、自分で考えているより、相当困難な道を歩み始めているのかもしれない。そう感じる事もある。
ただ、当の本人は、うつ状態から抜けると、わりとあっけらかんとしている。その姿を見ると、やはり彼女は強いなと思う。
あとしばらくすれば、結婚生活が始まる。それはおそらく、普通の人がそうである以上に、戸惑いとそれの克服、そして落とし所の模索となるだろう。
それでも、彼女とならば、なんとかなる気がする。それはやっぱり、信仰の故でもあるけど、多分根拠はない。
最近、結婚ってのは思った以上に賭けだなと感じている。
その通りだとしたら、同じ信仰を持ってるということは、大きなアドバンテージではないだろうか。
付き合い始めた頃みたいに、三浦夫妻のようになるんだ!とは口が裂けても言えないが、いい夫婦になれるよう、努力は続けたい。
最近、こっぱずかしくて、こういうことを彼女の前で堂々と話せなくなってきた。それは自分を大きく見せる必要が無くなったということだと思うので、良いことだと思う。
直接言えないから、こうやってブログに書いて、間接的に読んでもらえるようにしてみた。
我ながら情けないが、許してもらうことにしよう。