Joy to the world

とある中小企業のしがない技術者でクリスチャンな人が書く日記。実はメビウス症候群当事者だったり、統合失調症のパートナーがいたりする。

組織への帰属意識のなさ

私は、組織への帰属意識については非常に希薄だと思う。

もちろん愛着はあるし、色々な感情はあるが、帰属意識については一貫して希薄だと思う。

もし自分が帰属意識のようなものを感じていたとするなら、それは居心地が良いか承認欲求が満たされるからであって、状況が変わっても帰属意識を持ち続けることはできないと思う。

この考えだが、キリスト教会とか、日本の保守的な会社とは非常に折り合いが悪い。これらのたぐいは、組織運営の大前提として帰属意識を利用しているため、それがない社員に対する有効な対処方法を持ち合わせていない。

一昔前なら村八分にでもすればよかったが、今みたいなコンプライアンスに厳しくなった世の中ではそれもできない(まあ一部では普通にやるんだが)。これがいわゆる仕事ができない社員とか、中心メンバーに居ない人間ならそのまま勝手に出ていくのを待つだけだが、労働力を搾取しようとしている対象がこれなら手に負えない。

とは言っても、帰属意識が薄い人間というのは、最近増えつつある。特に若い世代なんてそんな感じの人が多い用に思う。

本来、組織というのは多様性を前提とした設計をすべきだと思っている。みんなでワイワイやりたいならそういう人たちが居てもいいと思うし、一つのことについてコツコツ熱心にやりたい人が居るならそれでも良い。

多様性のない組織というのは非常に脆い。些細な事で分断が起こるし、多様性を認めないから諍いが絶えない。これではやる気が出ない。

帰属意識が薄れている時代、私たちはスキルと経験のみが食いつなぐことにおいてキーとなる。どこに所属していたかなんてものは、転職においてはあまり関係がないようだ。

今後も食いっぱぐれが無いようにしたいものだ。