Joy to the world

とある中小企業のしがない技術者でクリスチャンな人が書く日記。実はメビウス症候群当事者だったり、統合失調症のパートナーがいたりする。

自分の特性について考える

社会人になって9年を過ぎ、気がつけば昇進して結婚して家まで買ってる。あれ自分ってこんないわゆる普通の人生を歩めるような人間だったっけ?ってのを考えだしたのがきっかけ。

なぜこんなことを考えだしたのかというと、職場に発達障害と診断されている子が配属されたからだ。色々と話していると、なんとも自分の学生時代と似ているというか、自分の生き写しみたいな人生を歩んでいることがわかってきた。

自分自身も、過去に自分が発達障害ではないかと疑って、精神科を受診したことがある。その時は「発達障害の傾向がある」と言われただけで、確定診断には至らなかった。

この理由としては、おそらく日常生活にさほど困っていないように見えたからだと思う。実際のところ、うまくいっていなかったのは研究室での教員との人間関係だけで、あとはまあなんとかなってた。

発達障害ってのは、にっちもさっちも行かなくなったときに受ける診断であって、なんとかなっているうちは診断名など必要ないのである。

発達障害には色々な特性がある(空気が読めないとか)が、自分にとってはそれも度重なる失敗の積み重ねでなんとかなってきたのかもしれない。

自分の場合、高専時代に寮生活を経験できたのが大きかったと思う。高専時代の寮生活と、研究室での失敗で一生分の失敗を先取りできた気がする。あの経験がなければ、多分職場でしくじりまくって爆死してたと思う。

あと、やっぱり周りの人たちのサポートのおかげだとも思ってる。職場では同僚や上司に色々と助けてもらってると思うし、家庭では妻に助けてもらっている。

特に妻の自分に対する理解は非常にありがたい。もちろん、最初の頃は色々とすり合わせが必要だったけど、今では自分のことを良く理解して付き添っていてくれる。これは本来直接言うべきことなんだろうけど、まあここで言わせてもらおう。

色々と考えていると、やっぱり僕のところに配属されてきた子には、少なくとも職場では過ごしやすい環境で働いてほしいし、自信を持って働いてほしい。職場での関係が安定すれば、自然と私生活も生きやすくなると思う。

まあ、おせっかいおじさんにならない程度に配慮しようと思う今日このごろ・・・。