ついついまた新しいちっこいパソコンを購入してしまった。
今まで購入したミニパソコンは数多くあるが、スペックがクソだったりキーボードが変態配列だったりで、正直通常使用には耐え難い苦痛が伴う端末ばかりだった。
思えば初めて使ったのはEee PCの初代モデルで、Eee PC 4G-Xってモデルだった。こいつは小さいが色々と問題のある個体で、特にキーボードが小さすぎるのと、スペックが低すぎるのが問題だった。XPに確かSSDを搭載していたのだが、当時のSSDはよくわからんプチフリーズが頻発して、非常に厳しかった。とはいえ、やはりあの大きさは魅力的だった。
次に使ったミニPCは、いわゆるネットブックと言われる諸々の個体だった。この時代のミニPCといえばLOOX一択だったが、ネットブックはUMPCの夢を見させてくれる良いマシンだったと思う。
その次にいじったUMPCは、ちょっと大きめだがX205TAだったと思う。これも良いマシンだったが、やはりマシンスペックが微妙で使用用途が限られる端末だった。あとeMMCでストレージが遅く、メモリも少なかったので微妙なマシンだった。
次に買ったマシンは、型番は忘れたがASUSのCeleron搭載のマシンだった。これはそこそこ良く動いたが、やはりいまいち使い道のないマシンだった。
このように、格安なモバイルノートを10年以上の探し続けていたのだが、今回やっとまともに使える格安モバイルPCを見つけた。それが、CHUWI MiniBook X N100だと思う。
このパソコン、一番の良い点はCPUがN100というCPUだと思う。このCPUはいわゆるCeleron系統のCPUのようで、まあその時点でAtom系列の今までの遅いCPUとは一線を画している。
あとは、メインメモリも12GBというなんとも微妙な容量だけど、8GBよりは確実に良い。
このPC、CPUにもメモリにも結構余裕があり、OSやブラウザ、Officeを動かしたり、VSCodeでちょっとしたプログラムを書くくらいなら全くストレスなく実行できる。
キーボードも若干変則的なキー配列ではあるが、従来の格安UMPCにあったような、英字配列の刻印だけを変えて無理やりJIS配列風にしたキーボードと比べると、圧倒的にタイピングがし易い。この記事もCHUWI MiniBook X N100で書いているが、時々ミスタイプはするものの、十分タッチタイピングに耐えうるキーボードで、価格を考えると申し分ないと思う。
このPCがあれば、出先や会社の自席以外で発生するであろうタスクの大半はさばけると思うので、久しぶりに買ってよかったUMPCのような気がする。
一点弱点を挙げるとすれば、バッテリーの持ちがいまいちという点だろうか。まあ、これに関しては手持ちのモバイルバッテリーでなんとでもなるので、あまり大きな問題ではない気がする。
欲を言えばLTEモジュール付きが良かったが、まあテザリングでも使うか、モバイルルーターを使えば解決する話なので、これも大した問題ではないだろう。
これからしばらく使い込んでみて、また気がついたことがあれば書こうと思う。